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白樺林に囲まれた池で、釣り人を眺める

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自然の中でのんびりと糸を垂れる釣り人を見ている。

 

釣り人のリラックス波動は伝播するが、釣るための懸命さは不思議と感じない。

海と湖の差なのか。

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八千穂レイクは、北八ヶ岳の標高1700mの山麓にある。

山頂部にはコケの原生林が広がり雨水を受止める。

雨水は、地下に貯えられ数十年の時を経て湧水となり、郷の田畑を潤す。

八千穂レイクは、流れ下る水を貯水し農地に配水する為の壮大な灌漑施設「八千穂農水」の起点となっている。

池の平とよばれる八千穂高原のこの辺りは、広大な白樺林が広がる。

比較的斜度が緩く、昔は郷の農家が暇農期に牛を放牧させていた。

 

牛は、放牧地の草や木の芽を食べるが、白樺の芽は食べなかった。

やがて放牧が行われなくなり、数十万本の白樺林が形成された。

 

白樺林の周囲には戦後、カラマツが植林された。

70年前後を経過したカラマツは今、伐期を迎え八千穂レイクの周囲では、散髪された頭のようにキレイになった区画が増えつつある。

カラマツは、強度と水に強い特性から、土木用材として需要が高く、古くは東京駅の基盤に使われたりした。現在では乾燥技術の進化により住宅の床、壁材の他、柱としても使わるケースがでてきている。

また、高層建築に耐えうる構造用の積層材として加工され、2021年には東京オリンピックの有明体操競技場にも使われた。

建築の未来を変えるかもしれないカラマツの活躍には心躍る。

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牛が食べ残してくれた白樺林に囲まれた湖畔では、脳のシナプスを微弱電流が穏やかに伝わる。

釣るための懸命さは不思議と伝わらない。

​なので、ニジマスも警戒しないのかもしれない。

文:りき(^^)/

南佐久の高原エリアに暮らす

さくほジーバ共和国執事

柴犬メイのパパ

Access

  • 自動車:

     〇中部横断自動車道・八千穂高原ICから国道299号を麦草峠方向に進み、途中「やちほ夢の森」のT字路で町道に入る。

     〇国道141号・清水町の交差点から国道299号に進み途中「やちほ夢の森」のT字路で町道に入る。

     〇麦草峠や小海町方向からは、「自然園」のT字路で町道に入る。

  • 駐車場:

     〇八千穂レイク、または自然園の駐車場

  • 鉄 道:

    〇北陸新幹線・佐久平駅またはJR小海線・八千穂駅から千曲バス・白駒線で「自然園」で下車、徒歩5分

  ※夏季のみ運行:https://chikuma-bus.com/ (→路線バス→白駒線)

Caffe/Lunch

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ロッヂ八ヶ嶺(ヤツガネ)

八千穂レイクの直ぐ近くで、自然園の入口にあります。

唐揚げ丼に使われているヤマメは、北八ヶ岳の渓流の水育ち。手打ち蕎麦等のお食事の他、ソフトクリームも。

※中部横断自動車道を八千穂高原IC.で降り、国道299号を左に進み12.7km。

途中「やちほ夢の森」から町道に入ります。

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レストラン Hamonize

広い芝生の庭に面したスタイリッシュな洋風レストラン。中部横断自動車道・八千穂高原ICを降りて直ぐで、窓から見える景色が抜群なレストラン。開業から23年、2代目の佐々木洋介さんがお母さんから受け継いだ家庭的な洋食をはじめ、洋介さんの奥さんが焼いたパン、お父さんがサイフォンでいれたコーヒーも味わえます。家族経営でも無理なく提供できるようにと、ランチセットはハンバーグ・パスタ・ピザ・グリーンカレーの人気6種のみに厳選して提供。それだけに「どれもはずれなし」と評判です。

※中部横断自動車道を八千穂高原IC.で降り、国道299号を右に進み250m。

>佐久穂町観光協会_お店紹介

​>さくほ町民キッチン_レストラン紹介

>佐久穂ライフスタイル研究所_レストラン紹介

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